週末FPのRiki × お金・育児・医療のお話

平日はサラリーマン、週末はファイナンシャルプランナー。お金・育児・医療のネタを中心にお話したいと思います。少しでもためになれば幸いです。

運用しない。堅実に貯蓄でお金を貯めるには?1万円の積立増額が大事。

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今は非常に金利が低く、銀行に預けていてもお金は全く増えません。

むしろ手数料を取られてマイナスではないでしょうか。

本ブログでも、貯蓄より投資を勧めるような記事を書いてきました。

しかし、貯蓄も意外と侮れないのです。

今回は堅実に貯蓄でお金を貯める方法についてご紹介します。

 

 

貯蓄の基本的な考え方

貯蓄の目安は給料の何%などと言われますが、独身なのか、子育て世帯なのか、世帯によって様々です。

お金を貯めるとき、目安として毎月1万円や2万円と設定する方が多いと思います。

現在の家計状況を見て、無理のない範囲であれば、すぐに貯蓄を開始した方がよいでしょう。

 

月に1万円の貯蓄でも、10年間続ければ120万円になります。

さらに家計管理が整って貯蓄を月2万円に増やすことができれば加速度的に貯蓄が増えます。

10年後、20年後を見据えた時に月1万円の差が大きな差を生むのです。

 

多くの人が「お金を貯めないと」と思っていますが、実際に毎月決まった額を貯蓄できている人は少ないでしょう。

子育てで出費が多い、ローンの負担が大きいといった理由を付けて、貯蓄は後回しにされがちです。

しかし、今すぐできないことは1年たってもできない可能性が高いです。

お金を貯めようと思ったら即行動することが大切です。

 

貯蓄の金利は当てにならない

2019年3月時点の3大メガバンクの定期預金の金利は0.01%です。

0.01%の金利で毎月1万円を積み立てた場合、20年間で元本は240万円となりますが、利息はたったの1833円です。

この程度の金利であれば、貯蓄ではなく運用した方がよいと思う方もいるでしょう。

 

例えば、運用利回り2.0%の投資信託で20年間にわたり毎月1万円を積み立てた場合、282万4769円となります。

貯蓄より40万円以上高いリターンが得られます。

さらにiDeCoを活用すれば、掛け金が所得控除されますし、運用益も非課税となるので、より大きなメリットを享受することができます。

ただし、iDeCoは60歳になるまで引き出せないという条件がありますので、あくまでも老後資産としての貯蓄という明確な目的がある方におすすめします。

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運用して増やすよりも貯蓄の増額が大事な理由

しかし、運用するとなると「どんな金融商品がいいのか?」「iDeCoにするか、積み立てNISAにするか」などと悩むものです。

そして悩んでいるうちに時間は過ぎていきます。

悩んでいる暇があるなら貯蓄額を少しでも増やすことから始めましょう。

 

月々1万円の貯蓄から2万円の貯蓄に増額した場合、金利が0.01%であったとしても20年後には480万3761円になります。

積立額を倍にするわけですから、20年後の貯蓄額も倍になるのは当然です。

しかし、20年後にこれだけの差がでるのですから意外と貯蓄も侮れません。

 

悩むより先にまずは貯蓄の積立額を増やしましょう。

そして、より金利のよい定期預金があれば預け替えをしたり、貯蓄をしながら投資の勉強をして、ある程度まとまった資金が用意できた段階で運用に回したりしましょう。

貯蓄や投資においては早く始めた方が圧倒的に有利です。

「もっと早く始めておけば・・」とならないように日頃から節約を意識して、貯蓄や投資に回せるお金を確保しましょう。

 

Riki