週末FPのRiki × お金・育児・医療のお話

平日はサラリーマン、週末はファイナンシャルプランナー。お金・育児・医療のネタを中心にお話したいと思います。少しでもためになれば幸いです。

こどもの英語教育は何歳から始めるべきか

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 私が勤める会社はグローバルカンパニーです。外資系ではなく日系ですが、売上の大半は海外ですし、社員の大半も外人です。

ということは必然的に社内で英語を使う機会も多くなるわけです。ただ、私自身は決して英語が得意なわけではないので、日々勉強です。

今回は私が入社以来、四苦八苦しながら学び、生の外国人とコミュニケーションする中で感じた「子供に対する英語教育」をお話したいと思います。

早くから英語を学ぶメリット

グローバル化の潮流を受け、早くから子どもに英語の習い事をさせている方も多いと思います。

お母さま方に英語教育を早くから始めた理由を聞くと、こんな事をよく聞きます。

  • 「早いうちから始めるとやっぱり発音が違う」
  • 「英語と日本語の区別がないから吸収が早い」
  • 「みんなが習っているから、ウチの子も習わせないと追いて行かれる」

どれもその通りだと思います。

ただ、最も良い影響が出るのは英語を聞き分ける耳が育つことだと思います。特に0~2歳くらいで脳の成長も目覚ましい時期に英語に触れさせれば、"L"と"R"の発音を聞き分けることもできるようになります。

ちなみに、私にはまったく違いが分かりませんし、自分がしゃべるときも全く意識していません。。

正しく英語を聞き分けることができれば、必然的に発音も良くなります。

早くから英語を学ぶデメリット

早い段階から英語に触れさせることでかくじつに英語力は育ちます。

しかし、0~2歳くらいの日本語も確立されていないような時期から英語を学ばせることで、両言語とも十分な能力が身につかないダブルリミテッドという問題が起こることもあるようです。

私の知人で、息子を1歳の頃からインターナショナルプリスクールに入れている方がいます。両親ともに日本人なので家では息子とも日本語で会話しますが、プリスクールでは常に英語でコミュニケーションを取ります。

つい最近、この知人と息子にお会いして少しお喋りをしたのですが、やはり英語の発音は抜群に良かったです。ただ、日本語に関しては発音が少し独特だったり、たどたどしい面も見受けられました。

まだ4歳ですから、この先どうなるかは分かりませんが、このように英語教育は早ければ早いほどいいというわけではありません。

場合によってはどちらも中途半端な子どもに育ってしまう可能性もあるのです。 

英語は継続しなければ忘れる

早期から英語を始めたとしても、一番の課題はそれを継続させることです。

保育園や幼稚園、小学生の低学年の時には習い事を定期的にさせる時間もあるでしょう。しかし、学年が上がっていくにつれて、学習塾や部活、他の習い事などとの兼ね合いもでてくると思います。

英語に触れる機会が減ると、子どもであってもあっと言う間に英語を忘れてしまいます。

大人も同じです。英語を習得するためには、継続的に英語に触れることが大事です。たった1~2日英語学習をしなかっただけでそれを取り戻すのには倍の2~4日必要と言われます。

早くから英語に触れさせるのは良いことだとは思いますが、長期的な視点で見て、どうすれば英語学習を継続できるか考えることも大事です。

英語を磨く前に論理的思考力を身に着けさせよう

グローバル化が進む中で、将来を見据えて子どもに英語教育を施すことは良いことだと思います。

しかし、英語教育よりも大事なことは、日本語を母国語としてしっかり基盤を作り、論理的な思考力を習得することです。

論理思考ができないと、社会に出てから大変困ります。他の人とうまくコミュニケーション取れない原因にもなります。

日本語で話しても会話が噛み合わない方が時々いませんか?こういう方は日本語で話しても英語で話しても噛み合わないのです。

言語は単なるコミュニケーションツールではなく、物事を考えたり感じるときの最も根底にある土台です。英語に触れさせることを否定するわけではありませんが、まずは母国語を基礎として、しっかりと定着させることが子どもの将来にとっても良いと思います。

近い将来、英語は機械に代替される

これは私の個人的な予想ですが、近い将来、通訳や翻訳といった作業はAIなどの機械によって置き換えられると思います。

今から10~20年前、自動車の自動運転が登場するとは思いもよらなかったことかと思います。この先10~20年で世の中はまた大きく変わるでしょう。

そして10年後、AIによる通訳が一般的になっていたとして、もし日本語も英語も中途半端で論理的に話すことができない大人にだったらどうなるでしょう?いくら機械とはいえ、翻訳は不可能だと思います。

費用対効果の大きい英語教育の方法

私はバイリンガルではありませんし、教育者でもありません。

ですので、私が日々英語に触れる中で感じることを書かせて頂きました。もし気を悪くされた方がいらっしゃれば、素人の戯言として流して頂いて結構です。

さて、最後におすすめの英語教育を紹介します。

それはオンライン英会話です。

今の時代、あればネット環境が整備され、いつでもどこでもオンラインで英会話を受講することができます。

しかも、英語教室よりも費用は安く、受講回数も多いですし、外人講師との会話や教材を使ったレッスンなどプログラムも豊富です。もちろん、子ども向けのレッスンを提供しているオンライン英会話も多数あります。

 

多くの方にとって一般的なのは、英語教室に週1~2回通って、月謝が月に数千円というものかと思います。しかし、この程度の学習量で英語力を伸ばすことは到底無理です。

記事の中でも少し述べましたが、英語の学習において重要なのは継続することです。

残念ながら、高い月謝を払って週に1回だけ英語教室に通うくらいでは効果は非常に薄いのです。

 

Riki